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薬学部を卒業してMRに勤める

薬学部を卒業した後の就職先として考えられるMedical Representative(メディカル リプレゼンタティブ)通称「MR」。MR=営業職と考えている方もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

MRが病院に自社の薬を販売することはなく、あくまで薬の説明や副作用の説明など、薬を使用してもらうためのアプローチをかけるのが仕事です。病院に直接薬を販売する仕事はMSと呼ばれ、このMSはさまざまな製薬会社の卸売会社に所属します。

2016年のMR白書によると、薬学部出身のMRは全体の13.2%を占めています。

薬学部卒業後にMRで出来る仕事

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MRは薬学部での豊富な知識や経験を存分に活かせる仕事と言えるでしょう。基本的に営業色の強い仕事ではありますが、病院と開発部門をつなぐ架け橋のような役割として重要なポジションです。

営業や医薬品情報の説明

MRは営業職でありながら、直接病院には自社の薬を販売しないという珍しい仕事です。自社の医薬品の正しい情報を伝えながらも薬を使用してもらえるようにアプローチもしなければいけません。

ドクターへの説明により自社の医薬品を取り扱ってもらえた場合、インセンティブが発生するケースもあります。

開発部門への報告

MRの仕事は病院に自社の薬を使用してもらえたところがゴールではありません。薬を使用した病院やドクターからのフォードバックを開発部門へ報告し、自社の医薬品を改善していくフォローもしなければいけません。

薬剤師以外にもある!
薬学部の卒業後の就職先例

MRの仕事に活かせる薬学部の学び

薬学部を卒業してMRに就職した場合、薬学部で学んだ豊富な知識があるので、新卒という同じスタートでもまわりと差をつけることができます。とくにMRは深い専門知識とともに文献への読解力も求められます。

薬学部を卒業していれば、自社の医薬品への理解を深めるスピードも早くなるでしょう。

MRへ就職するメリット

薬剤師の資格を保有している人は、MR認定試験を取得する際に免除される科目があります。そのため、試験を受ける時点で薬学部で学んだ知識や取得した資格を資格を活かせるでしょう。

またMRは比較的高収入な仕事と言われています。

MRへ就職するデメリット

MRは薬への知識と同じくらいコミュニケーションスキルも重視される仕事です。しかし薬学部は講義や実習が長引いたりなど忙しい学部であるため、友人と触れ合ったりアルバイトをして社会経験を積む機会があまりありません。

そのため、知識はあっても営業スキルが身に付かず、壁にぶつかってしまうこともあるでしょう。

東海地方の薬剤師の就職先例

以下は、東海地方の薬学部卒業生の就職先例です。将来、薬学部を卒業するときのことをイメージして、ぜひ参考にしてみてください!

などなど

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