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薬学部受験の受験対策
受験勉強において、勉強方法は非常に重要です。いくら長時間勉強していても、勉強方法が良くないと結果に結びつきません。結果が出ないのであれば、自分のやり方が正しいのか見直してみる必要があるでしょう。ここでは、より効率的な薬学部受験の勉強方法について科目別に紹介しています。
英語の勉強法は?
英語の勉強は、志望大学のレベルによって変えた方が良いでしょう。中堅大学なのか、難関大学なのかによって、問題傾向に違いがあるためです。
全体としては、薬学部の英語では医療系や薬学系をテーマとした長文が出題されることが多い傾向にあります。そのため、医療にまつわる主要な英単語は、志望大学のレベルを問わず覚えておいた方が良いと言えるでしょう。
中堅大志望の場合
中堅大学を志望している場合、大学受験用の一般的な英単語集の中から気に入ったものを見つけて語彙力をつけ、その後は実際の入試問題を解いて慣らしていくのがおすすめです。
また、文法が不安な場合には、標準レベルの文法問題集を1冊仕上げれば十分だといえます。
理系の生徒の場合、英語が苦手という生徒は少なくありません。その場合には、志望校の英語の問題を徹底的に分析し、長文と文法問題のどちらに重点を置くべきかなどを見直すとよいでしょう。問題の癖が見抜ければ、英語が苦手でも、ある程度の点数は取れるようになります。
難関大志望の場合
難関大学を志望している場合、英単語や文法の勉強はもちろんのこと、構文を把握しながら英文を読解する力を身につけることをおすすめします。複雑な英文を正確に読解するためには、5文型を習得し、品詞分解をしながら英文を読めるようになる必要があるためです。そのためには、予備校の授業を取る、英語構文の参考書を熟読するといった勉強法が考えられます。
また、中堅大学を志望する場合と同じく、入試の傾向を分析することは欠かせません。何度も過去問を解き、時間配分などを計算しておくとよいでしょう。
数学の勉強法は?
薬学部入試では、国立大学薬学部の数学では数Ⅲが出題範囲に含まれます。一方で、ほとんどの私立大学薬学部では数Ⅰ・Ⅱ・A・Bが出題範囲となり、数Ⅲなしで受験が可能です。もちろん、文系の学部よりは難易度は高く設定されることが多くなっています。
数学の勉強においては、問題演習を重ねることが大切です。いくら解き方がわかっていても、本番で答えを導き出せなかったら意味がありません。そのためには、普段から繰り返し演習を重ねておくことが必要だといえます。教科書レベルの参考書から始めて、難しいレベルにも対応できるよう、高校範囲すべてを総ざらいしておきましょう。
また、自分で参考書を解いて学習することが難しい場合や、人から教わった方が定着しやすい場合には、予備校で必要な授業を取ることも有効です。
どんな方法で数学を勉強するにしても、解き方を理解するだけではなく、その解き方を自力で導き出せるようになるまで演習を重ねることが大切というわけです。
化学の勉強法は?
化学は、理論化学・有機化学・無機化学の大きく3つの分野に分けることができます。基本的に、理論化学が計算問題、有機化学・無機化学は暗記問題です。そのため、入試問題で難問といわれる問題の多くは、理論化学から出題されます。数学と同様に、問題演習を重ねて答えを導き出せる力をつけておくことが必要だと言えるでしょう。
一方で、有機化学・無機化学は、覚える内容がほとんどです。時間をかけて勉強して結果につなげましょう。また、大学によっては、有機化学の配点が大きい大学もあります。そういった大学を志望する場合には、より有機化学分野の完成度を高めておく必要があるといえます。
勉強法を見直して薬学部を目指そう
受験勉強において、長時間の勉強をダラダラと続けているだけでは意味がありません。特に人気の高い薬学部受験の場合、倍率も高く、厳しい受験となることは明らかです。結果が出ず悩んでいる受験生は、まず、自分の勉強法が効率の良いものなのかを見直してみてください。効率の良い受験勉強で、志望校合格を目指しましょう。
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