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薬学部へ編入するための方法とは
薬学部への編入を考えている方に向け、薬学部へ編入するための方法や流れ、出願資格などを紹介しています。薬学部への編入を考えている方はチェックしてみてください。
薬学部へ編入するための方法は?
薬学部へ編入するための方法は、薬学部のある大学の編入試験に合格することです。
薬学部への編入試験は大学によって異なります。1次試験と2次試験がある学校や、筆記と個別面談を行う学校など、さまざまです。編入試験を受けられる条件や期限なども異なるため、編入を考えている場合には、長期的なプランを立ててしっかりと準備をしていく必要があるでしょう。
薬学部へ編入するための流れは?
薬学部に編入するための流れを調査しました。以下、薬学部編入試験に出願してから、編入するまでを詳しく紹介しています。
出願資格を満たしているかをチェック
出願資格は、大学によって異なります。そのため、自分が出願資格を満たしているかどうかは、各大学のホームページなどで確認しておく必要があります。ここでは、2021年度の岐阜医療科学大学薬学部の出願要件を例として挙げています。
- 社会人
大学入学資格を有し、2022年4月1日において社会人経験が3年以上ある者 - 学士
学士の学位を取得した者、または2022年3月取得見込みの者 - 短期大学士
短期大学士(準学士を含む)の学位(準学士については称号)を取得した者、または2022年3月取得見込みの者 - 帰国生徒
学校教育の12年の課程を外国の学校に最終学年を含み2年以上在学し修了した者、または2022年3月31日までに修了見込みの者。ただし、出願時にすでに12年の課程を修了しているものは、修了した後1年半以内であること
引用元:岐阜医療科学大学公式HP(https://www.u-gifu-ms.ac.jp/admissions/outline/health_science/socialman_graduate/)
出願に必要な書類を集める
出願資格を満たしているかを確認後、次にするべきことは出願に必要な書類を集めることです。出願に必要な書類は、主に4つあります。
1つ目は入学志願票です。これにより出願の意志があることを示します。
2つ目は履歴書です。履歴書は経歴を示す大切な書類です。丁寧に記載することが求められます。
3つ目は出願理由書です。薬学部への編入を出願した動機などを記載します。大学が指定した用紙に書くことがほとんどです。大学によっては、自己アピールとして合否の評価に組み込まれることがあります。
4つ目は出願資格を証明する書類です。「成績証明書」、「卒業証明書」、「卒業(見込)証明書」などが該当します。調査書と呼ばれることもあります。在籍している学校の対応によっては書類を貰えるまでに時間がかかることもあるので、早いうちに準備しておく必要があるでしょう。
出願期間内に書類を提出する
出願に必要な書類を集めた後は、その書類を出願期間内に提出します。出願期間は1~2週間と短期間である大学がほとんどであるため、注意しておく必要があります。また、大学によって時期にバラつきがあります。出願期間に書類を提出できなければ受験資格を得ることができないため、スケジュールを前もって確認しておきましょう。
提出方法は、郵送と窓口があります。郵送の場合は、到着までに時間がかかることも考慮しておかなければなりません。また、書類の提出と同時に入学検定料を支払うことが多いです。入学試験料は30,000~50,000円程度です。こちらも併せて用意しておくとよいでしょう。
編入試験を受験
出願が終われば、編入試験を受験します。編入試験の内容は大学によって異なります。多くの大学では、基礎学力を確認する1次試験と面接や小論文による2次試験が行われます。試験は別日に実施する大学、同日に実施する大学があります。同日に実施する場合、1次試験が午前中、2次試験が午後に行われます。
基礎学力を確認する1次試験では、外国語、数学、理科を試験科目にする大学がほとんどです。薬学部の場合は化学を必須としている学校も少なくありません。レベルとしては高校レベルです。大学の授業範囲からの出題はほとんどないため、大学で数学や理科を学んでいない場合でも編入試験を受けることはできるでしょう。
合否の確認
合格発表の日には編入試験の合否を確認します。合格発表の方法は大学によって異なります。インターネット上で確認できる場合や郵送で結果が送られてくる場合などさまざまです。中には、合格者のみにしか通知をしない大学もあるため、受験する大学の合格発表方法は事前に確認しておきましょう。
入学手続
合格通知後、入学金振込票、住民票記載証明書、誓約書、学生証申込用紙といった入学手続きに必要な書類が届きます。
まずは入学金振込票から入学金や前期の授業料など、必要な金額を支払いましょう。支払い期限を過ぎると、編入意志がないとみなされて編入資格が失われてしまいます。そのため、すぐに入金できる準備を整えておく必要があるでしょう。目安として、入学金が30万円程度、前期の学費が50万円程度です。薬学部の編入では100万円以上必要になることもあります。
また、上記の書類手続きのほかに、学生証に使う証明写真も必要となります。
編入
入学手続きが終われば、晴れて薬学部へ編入することができます。大学へ編入すると、環境が変わって新しい生活が始まります。新しい環境に備えて準備を整えましょう。大学のシラバスなどをよく読んで編入後の生活をイメージしておくのも良いでしょう。
まとめ
薬学部へ編入するための方法についてご紹介してきました。薬学部への編入は、大学によって出願条件や試験内容が異なります。そのため、長期的なスパンで考えて準備を整えていく必要があります。薬学部への編入を考えている方は、計画的に準備を進めましょう。
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