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薬学部のオープンキャンパスに参加する時の注意点は?
薬学部を目指すなら、ぜひ参加したいオープンキャンパス。この記事ではオープンキャンパスとはどのようなものなのか、また参加する際に押さえておきたいポイントなどをまとめています。薬学部のオープンキャンパスに参加したいと考えている方はぜひチェックしてみてください。
薬学部のオープンキャンパスとは?
薬学部で開催されるオープンキャンパスは、主に高校生を対象としているイベントです。大学で行われる年間行事や実習体験など、学校全体の雰囲気やどのような学生が在籍しているかといった点を知ることができます。さらに、いくつかの大学のオープンキャンパスへの参加によって、大学の良し悪しがわかるといったメリットもあります。
具体的な内容としては、薬剤師の仕事を体験できるイベントなど、薬学部を目指す高校生が参加できるイベントが多く用意されている傾向があります。また、学校によっては無料の学食体験を行うことによって、学校に興味を持ってもらえるようなイベントを用意しているケースも。
オープンキャンパスでは、実際にその大学に通っている学生との交流の機会が持てるほか、その大学を卒業してからのキャリアについても知ることもできます。例えば卒業生はどのような企業に就職しているのか、またどのような分野の仕事をしているのかといった点についても知れるため、将来の仕事について考えるきっかけにもなるでしょう。
薬学部のオープンキャンパスの開催時期は?
オープンキャンパスが開催される時期は大学によって異なるものの、夏休みの期間に開催するというケースが多くみられます。ただし、春先からオープンキャンパスをスタートする大学もあったり、長期的に開催するといったケースもあるため、気になる大学がある場合にはいつ開催されるのかをチェックしておくと良いでしょう。
中には高校生が参加しやすいように、土曜日や日曜日に開催しているといったケースも多くみられますし、夏休みである8月に数回開催するといったケースもあります。
開催時間としては、午前中に開始して16時頃までには終了する、という大学が多いようです。
薬学部のオープンキャンパスに参加するときの注意点は?
薬学部のオープンキャンパスに参加したいと考えている場合に注意点として知っておきたいポイントをご紹介していきます。参加前にチェックして、参考にしてみてください。
学校を代表して参加している認識を持つこと
まず、オープンキャンパスに参加する場合には、大学の敷地内にお邪魔させてもらっている、という意識を持つことが大切です。いつもと異なる環境に行くことになりますし、自分が憧れている大学のオープンキャンパスであればなおさらテンションが上がってしまう場合もあるかもしれません。
しかし、オープンキャンパスで何かトラブルがあった場合には、自分が今通っている高校にも連絡が入る可能性が高いです。あまりにもひどい状況であった場合には、学校の評価を落としてしまうことにも繋がりかねませんので、オープンキャンパスでの振る舞いには注意が必要。
特に、軽い気持ちで大学の内部情報や個人の情報をSNSで拡散してしまうといったことがないようにしましょう。
受験対策を行うイベントも開かれるかチェック
オープンキャンパスでは、受験対策につながるイベントが用意されているケースもあります。例えば、前年の受験者数や合格割合、補欠合格の人数など受験に関するデータの提示や、過去問の解説・出題傾向に関する講義や小論文対策を行っている大学もあるようです。
このように、特に自分が受験したいと考えている学校では受験対策に関するイベントが行われるかどうかをよく確認しておきましょう。オープンキャンパスでこういったイベントに参加することによって、合格に一歩近づけるかもしれません。
体験型イベントの有無
オープンキャンパスに参加する前にチェックしておきたいのが、「体験型のイベント」が開催されるかどうかという点です。体験型のイベントがあると、その大学でどのようなことができるのか実感をもって知れますし、何より充実した気分になります。
薬学部のオープンキャンパスで行われる体験型イベントの例としては、塗り薬の調剤体験や、実験器具を使ったミニ研究など、薬剤師などの仕事を体験できるものも多くあるようです。このように、薬学部らしい体験ができるオープンキャンパスに参加することによって、より薬剤師の仕事に興味を持てるでしょう。
ぜひ、参加前にはタイムスケジュールを確認して、体験型のイベントがあるかどうかをチェックしておいてください。
現役薬学生と会話できるか
薬学部で開催しているオープンキャンパスの中では、現役の薬学生との交流を持つ機会が設けられていることも。堅苦しい雰囲気ではなく、ランチを一緒に食べながら会話をする機会を設けていたり、オープンキャンパスの案内を現役の薬学生が担当することによって、気軽に会話ができるように配慮されている場合もあります。 オープンキャンパスでは、学校の雰囲気を体験する、どのような内容を学べるかを知るといったことももちろん大切なポイントとなってきますが、現役の学生との交流を持てる機会は非常に貴重。学生と会話ができるかどうかもしっかりとチェックしておきましょう。
学生と話をすることによって、どのように受験対策を行ったのか、実際に大学に通ってみてどうかなど、参考になる体験談を聞くことができます。
参加タイミングは適切か?
前述の通り、オープンキャンパスは夏休みに多く行われています。
しかし受験生にとって夏休みは非常に貴重な時間。模擬試験や夏期講習などで忙しい、という方も多いのではないでしょうか。特に注意したいのが、オープンキャンパスと塾などの模試の日程が重なってしまわないようにすることです。 また、オープンキャンパスは半日から1日かけて行われるため、貴重な勉強時間が減ってしまうという点も考慮に入れておく必要があります。
そのため、オープンキャンパスは高校3年生の夏ではなく、2年生のうちに参加するようにすると、受験前の夏休みは勉強に集中できるようになります。
ポイントを押さえてオープンキャンパスに参加しよう
薬学部のオープンキャンパスについて、参加する際にチェックしておきたいポイントなどをまとめました。オープンキャンパスは、大学の雰囲気やどんな内容を学べるのかを知れる絶好の機会。ぜひスケジュールをチェックして参加してみることをおすすめします。
大学の雰囲気を掴もう!