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薬学部と獣医学部の違い
動物に興味があり将来動物の医療に携わりたいけれども、薬に関する専門的な知識も身につけたい。薬学部と獣医学部、どちらに進学すれば自分が希望する知識やスキルを身につけることができるのでしょうか。
ここからは、薬学部と獣医学部の違いについて、学習面や学生生活、就職の3つのポイントに絞って紹介します。
薬学部と獣医学部の学びの違い
動物の薬学部も獣医学部も広く見ればいずれも医療系であり専門性の高い知識を習得する必要がありますが、細かく見ると両者の学習内容は異なります。
薬学部では、基本的に人に処方する薬に関する知識やその関連内容を学習します。4年間または6年間在籍し、将来薬剤師になるのであれば6年制に進学する必要があります。現場実習も行い、必要な知識やスキルを身につけます。
一方で獣医学部も4年間または6年間学習しますが、将来獣医師になるのであれば6年間学習する必要があります。獣医学部では動物の生態や身体、健康や病気に関する知識を学習します。そのため座学だけでなく動物病院などに行き、臨床実習も行います。
薬学部と獣医学部はどっちが忙しい?
薬学部も獣医学部も専門性が高く豊富な知識を学習する必要があることから、いずれも学生生活は忙しくなるでしょう。将来薬剤師や獣医師になるのであれば6年間学ぶことになり、さらに国家試験に合格するための試験勉強にも時間を費やすことになります。
薬学部も獣医学部もいずれも実習で現場に行って学習するがあります。獣医学部では臨床実習などで動物に実際に触れる機会がある一方で、薬学部では病院実習などで人と接する機会があります。両者の中身は異なりますが、忙しいながらも貴重な経験を積むことができるでしょう。
薬学部と獣医学部の就職の違い
薬学部を卒業した後の就職先は多岐に渡ります。病院や薬局、ドラッグストア、製薬会社や化学メーカー、食品メーカーなど、学生時代に学んだ知識を活用できる場は多数存在します。
獣医学部も薬学部同様、就職先は多数あります。獣医師となり動物病院に就職する方もいれば、公務員となり食品衛生や家畜衛生に関わる方もいます。産業動物医師として共済組合などに就職し、農家の家畜を往診する仕事もあります。薬学部、獣医学部共に就職先は豊富にあることから、自分に適した職場を見つけるよう心がけましょう。
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