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薬学部と歯学部の違い
医療系の学部には漠然とした興味があるものの、薬の知識を身につけて将来薬剤師になろうか、それとも歯に関する知識や治療スキルを身につけて歯科医師になろうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、様々な側面から薬学部と歯学部の違いについて詳しく解説していきます。
薬学部と歯学部の学びの違い
薬学部では、6年間学習したのち将来薬剤師の国家試験に合格して薬剤師として活躍する人材を育成するだけでなく、4年間学習したのち薬学研究者として研究に従事する人材も育成します。
薬剤師は医師の処方箋にしたがって薬を調剤するだけでなく、薬の内容を医師に照会したり、薬の使い方や効能などを患者に適切に説明する必要があります。したがって単に薬学の基礎知識だけでなく、環境や健康、薬に感染する様々な制度や法律も学習します。
一方で歯学部は6年間学習する必要があり、将来歯科医師の国家資格に合格して歯科医師になる人材を育成する学部です。歯の不具合や欠損は他の病気と密接に関連していることから、単に歯科医療に関する知識だけでなく、医学に関する知識も身につけることが重要になります。
薬学部と歯学部はどっちが忙しい?
薬学部も歯学部も、いずれも広範囲に渡る専門的な知識を身につける必要があります。座学だけでなく臨床を学ぶ必要もあることから、実習に行く機会もあるでしょう。いずれの学部も学校に滞在する時間が多くなり、学生生活はとても忙しいと言えます。
ただし、歯学部は全て6年制ですが、薬学部には6年制と4年制があります。将来薬剤師国家試験を受験するのであれば6年制に進学する必要がありますが、研究者を目指すのであれあ4年制に進学するという選選択肢も存在します。
4年制の薬学部であれば歯学部6年制と比較して学習量は少ないことから、歯学部と比べて負担は減ることが予想されます。
薬学部と歯学部の就職の違い
歯学部の就職先のほとんどは、歯科医院や大学病院になります。教育機関や研究機関などに就職する歯科医師もいますが、全体に占める割合は少ないでしょう。
他方で薬学部の就職先は間口が広く、薬剤師として病院や調剤薬局に就職するだけでなく、製薬会社に就職して薬の研究に携わったり、食品メーカーへ就職して食品の開発を行うなど様々です。歯学部に比べて薬学部の就職先は多岐に渡ります。自分の能力を最大限に発揮できる就職先を選択することをお勧めします。
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