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薬学部と医学部の違い

医療系の学部に進学したいと考えたとき、薬学部と医学部が候補として挙がってくるでしょう。今回は、薬学部と医学部で学べる事の違いや就職先の違いについて解説します。どちらの学部に進めば良いのかを決めるときの参考にしてください。

薬学部と医学部の学びの違い

薬学部は、その名の通り薬を専門的に勉強します。化学を中心として有機化学や分析化学・薬理学・製薬など、医薬品情報と管理、医薬品の使い方と効能などを学びます。人体の構造や病気については、医学部よりも深くは学びません。

薬学部を卒業すると国家資格である薬剤師の試験の受験資格が得られ、それに合格すると薬剤師免許が取得できます。

医学部は、人体の構造や機能、病気の診断・治療・予防など、基礎医学・臨床医学・社会医学を学びますが、その中には薬についての講義も含まれます。

医師は全ての分野に精通していることが求められるため、勉強する範囲や量が広くなります。医師国家試験への受験資格が得られ、合格すると医師免許が取得できます。

薬学部と医学部はどっちが忙しい?

薬学部と医学部は、どちらも6年制となっています。必修科目が多く、専門科目が始まれば毎日フルで授業が組まれることになります。それを1つでも落とせば進級・卒業ができないため、他の学部と比較しても忙しいと言えます。

また、薬学部も医学部も実習があります。薬学部は病院と薬局の実習を合わせた22週間の実習があります。これに対し、医学部は4年生の冬から6年生の1学期まで72週間の実習があり、1年以上は医療現場で実習することになるのです。

どちらの学部も、進学するのであればしっかりと覚悟を決める必要があるでしょう。

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薬学部と医学部の就職の違い

薬学部も医学部も、就職で苦労することはほとんどありません。薬学部を卒業後、薬剤師免許を取得すれば薬剤師として調剤薬局や病院、ドラッグストアなどで働けます。

また、薬剤師としての仕事以外にも製薬メーカーや医療機器メーカー、化粧品メーカー、公務員など、幅広い選択肢があります。

医学部を卒業後は、医師免許を取得すればマッチング制度によりどこかの病院に配属されることが決まっています。また、医師として働く以外にも研究機関で研究医として働く、医系技官(公務員)として働くなどの選択肢もあります。

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